かわら版
阿部有希結婚相談所では、結婚したい男女と、結婚してもらいたい親御さんのための婚活情報通信「婚活かわら版」を発行しています。結婚を支援している行政をはじめ、地域の結婚支援員や仲人さん、婚活イベントなどを行う方々のための「現代版仲人さん講座」の様子をまとめた「婚活かわら版」をぜひご覧ください。
婚活かわら版 vol.1
現代版仲人さんは”くっつけるだけが仕事じゃない”
ってどういうこと?
平成の終わりから令和の始まりにかけては、まるで年明けのようなお祭り騒ぎでしたね。婚活業界でも新しい時代の幕開けと共に、新たな婚活の思考が始まっていますが、私の活動している山形県最上郡では、まだまだ昭和の名残の残る婚活思考の方々がたくさんいらっしゃいます。古き良き昭和時代、誰でも簡単に、当たり前に、結婚ができていたあの時代の名残……決してそれ自体が悪い、ということではないのですが、もしも、令和に生きる方々の結婚をお世話してあげたい、と思っているのであれば、ぜひ新しい時代に合った方法での婚活支援をしていきましょう。
婚活かわら版 vol.2
現代の婚活には、インターネットが不可欠
日本では規制緩和が行われた1995年以降、携帯電話やインターネットの急激な普及により、誰かに会わなくても1人で婚活が行えるようになっていきました。現在、結婚を望む男女は100万人以上いると言われますが、そのほとんどが婚活にネットによる情報提供サービスを利用しています。現代の婚活では、仲人・結婚相談サービス型のほかに、データマッチングシステム型、インターネット型の結婚情報提供サービスがあります。これらは、1人が1つ以上のものに登録をしながら婚活を行っていて、最低でも延べ600万人以上が利用しています。このネットによる婚活市場は現在500億円を超えており、2024年には1000億円を超えると予想され、令和の時代にもネットを活用した婚活は必須アイテムと言えます。
婚活かわら版 vol.3
8050問題は婚活でも起きている
8050問題と言えば、「80代の親」が「50代の子」の生活を支えるという社会問題で、ニュースなどでは引きこもりの子どもに対して扱われておりますが、婚活業界においても8050問題に直面しています。もちろん、引きこもりに起因する未婚者も多くおりますが、問題なのは、心身が健康な状態で仕事に就き十分な収入を得ている方だったとしても50才時点で1度も結婚経験のない生涯未婚率は過去最高となり、男性の約4人に1人、女性の約7人に1人という数字が発表されています。当相談所では、20代から60代の未婚者と、50代から70代の親世代がご相談に来ますが、山形県内でも特に最上地域では親と同居している方が多く、高齢の親に頼っている環境も少なくありません。地域のことやご近所の情報を良く知る仲人さん・結婚支援員さんと共に「何才になっても結婚したいと声を上げることは恥ずかしくない」「昔と違って何才であっても結婚を望める」「結婚を手伝ってもらえる場所がある」ということをしっかり伝えていきます。
婚活かわら版 vol.4
仲人さんの役割は変わらない
山形県最上地域の方言で「ナカドーさん」と呼ばれて親しまれてきた仲人さんは、人と人、家と家の大切なご縁を結んできた方々です。現代においても仲人さんが「ご縁を結ぶ」という役割自体は変わっていませんが、結婚の背景はこの30年で大きく変わりました。平成の結婚事情は、男性も女性も理想のお相手を探すための婚活時代へと突入し、2009年頃には結婚するための活動が「婚活」と呼ばれるようになりました。現代は、仲人に頼らなくても1人で婚活が行えるネットの利用やパーティーへの参加など様々な方法がありますが、コミュニケーション不足の問題や、良くも悪くも情報過多な今だからこそ、古くて新しい仲人さんたちを活用してみるのはいかがでしょうか。
婚活かわら版 vol.5
行政の担当者も結婚支援のかかわり方に困っている!
山形県内の各地域では20年ほど前から行政主導の婚活イベントなどが開催され、独身時代の私にも参加のお誘いが来たことがありました。人口が少ない最上郡では単独市町村でのイベント開催が難しいなどの理由から、2010年に「最上広域婚活実行委員会」として8市町村(新庄市、金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村)で組織された婚活応援団体が立ち上がり婚活イベントを開催してきました。近年では、参加人数も減り参加者の年代も高くなっていくなどの変化に、市町村の担当者が婚活イベントだけを起こすというかかわり方にも疑問が見えてきました。そこで2019年度は初めての試みとして、最上町で地域おこし協力隊として最上地域の婚活に携わってきた阿部有希結婚相談所が委託を受け、現代の婚活においての様々な企画提案に関わっています。
婚活かわら版 vol.6
今の結婚に仲人さんって必要?
昔は、顔が広くて信用信頼の証であった仲人さん。上司や権威のある方が結婚式の高砂に立つ頼まれ仲人さんもおりましたよね。一方、現代の婚活においての仲人さんはというと、「お節介なおじさんおばさん」「自分には必要ない」「親の望みばかり押し付ける」というマイナスなイメージを持っている独身男女も少なくありません。昭和の仲人による結婚スタイルから平成の望みを叶えたい婚活スタイルへと変化していき、どんどん仲人さんは影を潜めてきましたが、令和に入り少し変化が現れてきました。1人で頑張る婚活に疲れが見えてきて、「背中を押してほしい」「相談に乗ってほしい」との声も多く聞かれるようになり、仲人さんにまた注目が集まってきたのです。せっかく仲人さんを頼ってくれる人が増えてきたのだから、しっかりと現代の結婚に関する知識を持ち合わせた上で結婚へと導いてあげたいですね。
婚活かわら版 vol.8
そもそも結婚ってなんなのか?
今年も終わりに近づいてきました。コロナに始まった2020年は これまで通り”あたりまえ” ができず、withコロナのもとで新しい生活様式に変換されていった年でしたね。そんな環境の変化もあり、1人でいることが淋しく感じてパートナーがいたほうがいいと決意を固めてご相談に来られた方が増えた婚活業界でした。 女性の社会進出や世の中の経済状況、生活環境の多様化など、かつての時代背景とは異なっていることが要因となり、厚生労働省が公表している人口動態統計で、1980年(昭和55年)では男性が27.8歳、女性が25.2歳だった全国平均初婚年齢は、2019年(令和元年)には、男性が31.2歳、女性が29.6歳と年々上昇しています。そんな中でもパートナーを求める方が増えた今年を振り返りながら「そもそも結婚とはなんなのか?」を考えてみました。
婚活かわら版 vol.9
婚活って何だろう?
「婚活」とは、2008年(平成20年)ごろからTVや雑誌などで使われるようになり、「結婚相手を見つけるための活動」= 「結婚活動」のことを言います。昭和後半くらいまでは就職先 の上司や周囲が相手を見つけるお泄話をして結婚に至る方も 多かったのですが、1985年(昭和60年)男女雇用機会均等法 の制定以降に女性の社会進出やキャリアを目指す機会が増えたことや、1995年(平成7年)規制緩和によって多くの法律が変わり、携帯電話なども普及したことで、自分が相手を探す 時代に入っていきました。
現在では、結婚相談所に所属する仲人が紹介するお見合 い方法のほか、直接自分が出向いて相手を探す方法(婚活 パーテ ー、街コン、相席居酒屋など)や、インターネットを利 用して相手を探す方法(婚活サイト、マッチングアプリ)など、 相手を探す手段もたくさんの種類があります。